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2024.06.30
介護のお仕事を目指される方へ “介護の本質とは?”【医療法人親和会 介護医療院 富田病院 老人保健施設 松和苑 愛知県 名古屋市 中川区】
“介護の仕事”と聞くと皆様、どのようなイメージをお持ちでしょうか?
“大変そう”、“腰が痛くなりそう”、“精神的にもきつそう”“人手不足”、、、
等々ネガティブなイメージをお持ちの方も多いのではないでしょうか?
確かに介護の仕事をするにあたり、そのような側面が全くないとは言い切れません。
しかし介護の仕事はまだまだ世間に認知されていない素晴らしい側面も多く持ち合わせています。
実際に現場で働く職員の目線でそのような側面や大変さ等、リアルな情報を今後お届けできればと思います。
今回は介護の仕事(介護福祉士、介護士)の本質(ほんの一部ですが。)とは一体何かについて考えてみたいと思います。
多くの方が介護職というと、
①お話相手になる
②食事介助
③オムツ交換
④入浴介助
⑤移乗介助
等々一つ一つの場面を想像するかと思います。
上記のどれもがとても重要な介護業務です。
しかしそれが介護の本質ではありません。
大切なことは、なぜ上記のようなサービス項目を実施するのかということを、
しっかりと理解することです。
介護とは、、、
一言で表すには非常に難しいことですが、あえてチャレンジするのであれば、
“人生(最後)の夢を叶えるお手伝いをさせて頂く事”
ではないかと考えています。
人生の集大成の場面を迎えておられる高齢の方(ご利用者様や患者様)に対し、
敬意を持って関わっていく中で、その方々の夢や、実現したい事が少しづつわかってくると思います。
その夢の実現のために私たち職員がどのようなサポートができるか考え、
関わる全ての職種のスタッフ間で連携し、日々のサービスに反映しています。
例えば、、、
“春に孫と一緒に桜を見に行きたい”
と言う希望の実現に向けて、現在の身体状況(ADL)や障害となり得ること、どれくらいの期間で実現できそうか、、、、等々様々な観点からそれぞれの専門職で意見を出し合い、連携し、取り組んで行きます。そうすると、先ほど出てきた介護の仕事内容の意味が少しづつ理解できてくるかと思います。
①お話相手になる
→認知症を予防し、孫とスムーズなコミュニケーションを取ることができるようにしよう
②食事介助
→桜を見ながら美味しいものを食べることができるとより満足していただけるのではないか
③オムツ交換
→できればオムツを外し、トイレに行くことで気分よく過ごしていただきたい
④入浴介助
→清潔に気持ちよく外出できるように身なりも整えていただきたい
⑤移乗介助
→離床時間(ベッド以外で過ごして頂く時間)が少しでも長く保持できることで、ゆっくりと桜を見ていただきたい
といった具合に全ての介護には意味や根拠があります。
その事を理解するためにはやはり時間がかかるかと思います。
当然ですが、知識と同時に技術的な向上も必要となってきます。
ご利用者様や患者様、仲間との連携のためのコミュニケーション能力も必要です。
介護職は誰でもできる仕事と思われがちですが、
決してそうではありません。
入職して間もない頃は、ただただ忙しい、大変、辛いなどの感情が先にきてしまう事も多々あるかと思います。
しかし、まずは知識、技術を地道につけていく事が大切です。
その先に大きなやりがいや、喜びがあるからです。
患者様やご利用者様の夢の実現のため、
様々な能力、専門知識、技術を持ち合わせ、仲間と協力し、一丸となって取り組むことが求められます。
長くなってしまいましたが、介護の仕事をお考えの方は少しでも参考にして頂けると幸いです。
何かわからない事などございましたら下記の問い合わせフォームよりお気軽にご相談ください。