通所リハビリは名古屋市中川区の介護老人保健施設「松和苑」

お知らせ・ブログ

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  • 2021.03.25

    いきいき健康教室ネット「 水分の重要性 」【 医療法人親和会 富田病院 リハビリ 愛知県 名古屋市 中川区 】

     
     富田病院リハビリテーション科 理学療法士の佐藤です。
     
    以前のいきいき健康教室ネット「なぜ加齢に伴って足がつりやすくなるのか」でも少し触れたのですが、今回は生きとし生けるものの生命維持の根幹「水分」についてお話します。
     
     
     
     
    水分摂取の重要性
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    画像にあるように、人間の体重の60%以上は「体液」と呼ばれる水分です。
     
     
    体液は、主に下記の役割を果たします。
     
    • 細胞や組織が求める酸素や栄養素を供給
    • 老廃物の排出
    • 皮膚への血液循環による発汗・体温調節
    • 新陳代謝…etc
     
    上記から、人間の生命維持の根幹、源であることがわかります。
     
     
     

    脱水による弊害

    生命維持の根幹である水分が減少した状態ではどのような弊害が起き得るのか例をあげてみます。
     
    ・2% 喉の渇き・運動能力低下
    ・3% 強い喉の渇き・食欲不振
    ・4-5% 頭痛・めまい
    ・10%以上 痙攣、死亡リスク
     
    わずか数パーセントの脱水が、体に大きな変化を及ぼすことがわかります。
     
     
    それでは1日にどれくらいの水分を摂取すればよいのでしょうか。そのためにはまず、1日に排出される水分量を考える必要があります。
     
     
     
    1日に排出される水分量(個人差あり)
     
    ・尿1L〜1.5L前後
    ・便0.1L前後
    ・呼吸0.4L前後
    ・汗0.5L前後
     
    →合計 約2.5L
     
     
    水分は汗や排尿だけではなく、呼気や便などからも抜けていきます。季節や生活様式、体格、年齢、疾患などによってかなり個人差はでますが、2L前後は抜けていく可能性が高いです。それを踏まえて、どの程度水分摂取すればよいのか考えてみます。
     
     
     
     
     

    1日に摂取されるべき水分量

    水分は、水やお茶、コーヒーなど飲み物を飲むことだけではなく、食事や体の中の代謝などによっても、水分が体に補給されます。これまた食事摂取量など個人差が大きいですが、食事や脂肪代謝などによって1リットル前後の水分が補給されるため、飲料水としては1L〜1.5L程度補給することが必要になってきます。
     
     
     
     
    皆さんは、1日に1Lから1.5Lの水分を飲まれていますでしょうか?これは結構足りていない人が多いです。
    軽度の脱水があるということは、「体液の役割」で申し上げたように、細胞や組織が求める酸素や栄養素を供給、老廃物の排出、皮膚への血液循環による発汗・体温調節、新陳代謝などが悪くなる可能性があります。体の疲れや、痛み、その他多くの不調が引き起こされる可能性が高まることが容易に想像できます。
     
     
     
    ただし、大量の水を飲むことや、腎不全、腎機能障害、心不全、狭心症などの疾患を抱える方などの水分摂取は要注意です。
     
     
    大量の水を飲むことで、体液が薄まりすぎて体のミネラルバランスを崩したり、排尿が促進され自発的脱水が起きる可能性があるため、短時間に大量の水を飲むことは控えてください。
     
     
    また、腎臓や心臓など内科疾患のある方は、身体の水分量が増えることで臓器に過剰な負担をかけてしまうなど、マイナスに働くこともあります。そういった疾患をお持ちの方はかかりつけの内科などで、水分摂取についてご相談ください。
     
     
     
    水分摂取が足りていないと感じられた方は、少し意識してみてください。水分といっても、コーヒーや緑茶など、カフェインを多く含む飲料ばかり飲んでいる方も、一度水分摂取について見直していただくと良いと思われます。
     
     
     
    上記のことを含め、お体の不調やお困りのことがありましたら、お気軽にご相談ください。
     
     
     
    最後までお読みいただきありがとうございました。
  • 2021.03.22

    令和2年度 松和苑いきいき健康教室中止のお知らせ

    ■令和2年度 松和苑いきいき健康教室中止のお知らせ

     

     地域貢献活動の一環として、いきいき健康教室を開催する準備をしておりましたが

    新型コロナウィルス感染症の感染状況を踏まえ、今年度は中止とさせて頂きます。

    このようなご案内となり残念ではございますが、松和苑の理学療法士(リハビリ職)

    作成の「知ることから始まる身近なリハビリサービス」を掲載させて頂きます。

    皆様の健康の一助になれば幸いと存じます。

    ご不明な点がございましたらお気軽にご連絡ください。

     

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  • 2021.01.01

    新年のご挨拶 【医療法人 親和会 富田病院 介護医療院 老人保健施設 松和苑 名古屋市 中川区】

    明けましておめでとうございます。

    いつも当法人のブログをご覧いただき、誠にありがとうございます。

    穏やかな新年をお迎えになられたことをお慶び申し上げます。

    また、本年が皆様にとって良い年でありますよう職員一同、心よりお礼申し上げます。

    今年一年もより良いサービスを提供できるように努力して参りますので、さらなるご指導・ご鞭撻を宜しくお願い申し上げます。

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  • 2020.12.25

    年末のご挨拶【 医療法人 富田病院 介護医療院 松和苑 老人保健施設 通所リハビリテーション 】

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    今年も早いもので、年末のご挨拶をさせていただく時期となりました。

    皆様におかれましては、ますますご清栄のこととお慶び申し上げます。

    本年もご家族様、地域の方々、関係機関の方々には大変お世話になりました。

    格別のご愛顧を賜り、厚くお礼申し上げます。

    皆様方のご尽力により、富田病院、老人保健施設 松和苑、両施設のかの里地区への移転から三年を迎えることができました。

    重ねて御礼申し上げます。

     

    今年は新型コロナウイルス感染症により、様々な影響を受ける一年となりました。

    ご面会の制限等で多大なるご心配をおかけしておりますこと、心よりお詫び申し上げます。

    この状況が一日でも早く終息へ向かいますことと、皆様のご健康をお祈り申し上げます。

    自分自身と向き合い、心身共に健康でいられることが、とても大切なことだとしみじみ感じます。

    皆様の生活の中において、お困り事がございました時に、当法人が少しでもお力添えできれば幸いです。いつでもお気軽にご相談ください。

     

    来年も誠心誠意努力する所存ですので、より一層のご支援を賜わりますよう、職員一同心よりお願い申し上げます。

    時節柄、ご多忙のこと存じます。くれぐれもお身体にはご自愛くださいませ。

    来年も相変わらぬご愛顧を頂けますようお願い申し上げ、歳末のご挨拶とさせて頂きます。

     

    医療法人親和会 職員一同

  • 2020.12.01

    腰部脊柱管狭窄症と診断された方、歩くと足の痛みで長く歩けない方へ

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    腰部脊柱管狭窄症と診断された方、歩くと足の痛みで長く歩けない方へ
     
     
     
    富田病院リハビリテーション科 理学療法士の佐藤です。
     
     
    本日は脊柱管狭窄症について一般的内容から、現場で私が肌で感じているポイントまでお話しさせていただきます。
     
     
     
     
    脊柱管狭窄症は下図のようにいわゆる背骨の中の神経が通る空洞が、加齢に伴う椎間板の変性や黄色靭帯の肥厚、椎体のずれなどによって狭くなる疾患です。
     
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    ※日本整形外科学会より
     
     
    腰部痛(脊柱管狭窄に伴う腰部痛ではないと考えられます。ここで詳細は割愛しますがその他多くの要因によるものと考えられますが、脊柱管狭窄症の方で腰部痛を訴える方は非常に多いです)臀部痛、下肢痛、しびれ、間欠性跛行症状などが特徴的に出現します。
     
     
    間欠性跛行とは、歩いているとだんだんと下肢痛などが増悪して休憩を要し、座るなど背中を丸くして休憩をすると症状の改善がみられる状態です。
     
     
    間欠性跛行などの下肢症状は神経由来のものと下肢の血管由来のもの(下肢閉塞性動脈硬化症など)があるとされていますが、脊柱管狭窄症の方は自転車に乗るなど下肢の運動のみであれば問題がないという方が多く(自転車に乗る姿勢にもよりますが、基本的に背中が丸くなることが多いので下肢症状がでにくい)、血管由来の方は下肢運動に伴って下肢症状が出現しやすいので歩いても自転車でも症状が出るという方が多いです。
     
     
     
     
     
    そして脊柱管狭窄症の方によく質問される内容はこれです。
     
     
     
    「脊柱管狭窄症は治りますか?」
     
     
     
    シンプルな質問ですが非常に回答が難しい質問です。
    (余談ですが日本の法律では病気、疾患を治療することは理学療法の領域ではなく医師の領域です。そういった法律的な意味でも難しい質問なのです。理学療法士は身体に障害のある者に対し、主としてその基本的動作能力の回復を図るため、治療体操その他の運動を行なわせ、及び電気刺激、マッサージ、温熱その他の物理的手段を加えるのが仕事と法律に定められており、私たちは理学療法を用いて患者さんの生活障害の改善や、よりより生活への手助け、つまりリハビリテーションをお手伝いします。)
     
     
     
    私はこの質問をしていただいた際には、「疾患」としての側面と「症状」としての二つの側面に沿って回答する必要があると考えています。
     
     
     
    まずは脊柱管狭窄症という「疾患」としての側面では、加齢に伴う変性に関しては治療することは困難です。ただし排尿・排便障害や激しい日常生活障害がある場合は外科的手術の適応となります。これらは手術で改善する可能性がありますが、症状の程度や期間、回復力など様々な要因で全ての方が完全に改善する訳ではありません。
    又、手術に関しては当院では行っておりませんので、ご希望される方は医師と相談し手術可能な病院の紹介を受けるなどしてください。
     
     
     
     
    続いて下肢痛や間欠性跛行といった「症状」としての側面に関しては、理学療法によって症状が軽減する可能性があります。これも全ての方が改善するということではなく、硬くなった筋肉や関節を柔らかくしたり、筋力強化、姿勢改善、栄養状態改善、セルフエクサイズを含めた活動量の調整などを行うことで症状が和らいだり改善する可能性があります。
     
    上記症状などでお困りの方はお早めに医療機関へかかられることをおすすめします。
     
     
     
     
    さて最後に、実は脊柱管狭窄や椎間板変性、ヘルニアなどの画像所見は年齢が上がることでほとんど方に発生していると言われています。
     
     
    ではなぜそのような画像所見があっても、痛みや跛行などの症状がない、生活に困ることがないのでしょうか?これがまた興味深いところであります。
     
     
    そのあたりはまた話が長くなるのでまたの機会にお話ししたいと思います。
     
     
     
    今回も最後までお読みいただきありがとうございました。
  • 2020.10.28

    続・介護のお仕事を目指される方へ “介護の将来性とは?”【医療法人親和会 介護医療院 富田病院 老人保健施設 松和苑 愛知県 名古屋市 中川区】

    今年流行したドラマでこんな言葉を耳にしました。

    “ 施されたら 施し返す 恩返しです ”

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    ドラマでの内容とは少し違うのかもしれませんが、

    介護の仕事において、人への感謝の気持ちは一番大切な要素といっても過言ではありません。もちろん介護の仕事に限ったことではなく、人生という広い考え方においてもとても大切なファクターのひとつです。

    いちばん多く関わるお年寄りは、人生の先輩として、私たちに非常に多くのことを教えてくださります。

    恩返しも倍返し、いや、10倍返ししていきたいものですね。

     

    さて、今回は介護の仕事についての皆様からの疑問にお答えさせていただきたいと思います。

    実際に面接時や、お問い合わせで多く聞かれる事、それはずばり「お金」のことです。

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    お金と言っても毎月の給料だけで判断するのはとても危険です。

    生涯賃金で考えたとき、事業や業界の安定性、将来性を見据えて考えなければいけません。

    例えば、1000円基本給が高い方を選んだが、他の手当てやボーナスが低かった、給料が上がらなかったという話もよく聞きます。コロナ禍において、安定している業種は非常に限られていますし、入社後、数ヶ月で経営状態が悪化し、倒産なんてことも不思議ではありません。

    介護職のサラリーは安い、大変な割に待遇が悪いといったイメージをお持ちの方が非常に多く、それだけで職業選択の選択肢から外してしまう場合も少なくありません。

    もちろん仕事を選ぶ中で給与が一番大切というわけではございません。

    仕事内容へのやりがい、仲間との信頼や達成感、、、様々な要素があり、人それぞれ様々な価値観があります。そしてそれは全て尊重されるべきであると考えております。

    しかし、仕事を選択する中で介護の仕事も少しだけ考えてみるのも悪くはないと思います。

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    現在介護職を取り巻く環境は以前と比較し、大きく改善されているといえます。

    待遇面だけでなく、介護用品、機器の発達等で飛躍的な業務改善が進んでいます。

    将来性のある仕事

    長く続けられる仕事

    いずれも介護士はランクインしています。

    AIに替わることができない仕事として、人の気持ち、人の痛みを理解して、寄り添い、お手伝いをさせていただくとても尊い仕事です。

    2040年には5人に1人が医療福祉の仕事に就くことが予測されると先日のニュースで耳にしました。

    今から医療福祉の分野を学び、資格を取得し、キャリアアップしていくことは、20年後、とても有利な環境が待っていると言えます。

    まずは介護福祉士の取得を目指しましょう。

    国家資格になりますし、取得することで、さらなるキャリアアップにつながります。

    介護職の中でもリーダー的な存在を目指したり、役職者を目指すこともいいと思います。

    ケアマネージャー や相談員、管理者等々、他の職種にチャレンジすることも面白いと思います。

    その過程で努力した分、お給料として還元されるのかもしれません。

    例えば、現在、このような制度があります。

    介護職員処遇改善加算、特定処遇改善金

    長く介護職として働く事で、会社だけでなく、国からも手厚いバックアップがあります。

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    利用者様、ご家族様、仲間、上司、部下、後輩、仲間、、、、、

    様々な人とのコミュニケーションの中で、心が折れそうなこともたくさんある仕事です。

    認知症の方も多く、頭では理解できていても、イレギュラーな事が多く発生し、精神的、肉体的にも辛い思いをすることも少なくないです。

    そんな時に支えてくれる、信頼できる仲間がいる事が何よりも重要です。

    信じられる会社かどうかもポイントです。

    冒頭でありましたが、施され、施し返す。

    それが世の中の道理です。

    辛いことがあれば、その分明るい未来がある。

    信じて頑張ることもとても素敵なことだと思います。

    当方人では最大限のバックアップをお約束します。

    介護の仕事をお考えの方は是非一度ご相談ください。

    052 – 302 – 4976  富田病院

     

     

     

     

  • 2020.09.20

    いきいき健康教室ネット「なぜ肩がこるのか」【 医療法人親和会 富田病院 リハビリ 愛知県 名古屋市 中川区 】

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    富田病院リハビリテーション室 理学療法士の佐藤です。

    今回も勝手になぜシリーズですが、なぜ肩がこるのか?というテーマでまとめていきます。

    結論から言いますと「姿勢」が原因になっていることが多いです。

    肩がこる要因としては、循環不良、筋量、精神的ストレス、下肢や体幹機能低下など、人それぞれ主な要因については変わってきますが、不良姿勢が肩や首に負担をかけ、肩首が張る、凝る、痛みを出すということが多くみられます。

    ではこの姿勢がなぜ崩れてしまうのか。

    これも言い出せばたくさん理由はあるので、今回は原因を3つに絞って考えてみます。

    姿勢が崩れる原因①

    スマホ操作や読書、デスクワーク、家事全般。

    うつむいて作業するため猫背などの不良姿勢時間が長くなり姿勢が崩れやすいです。座り方や体の使い方のクセなどでも姿勢が崩れます。私もついついInstagramにアップする時間が長くなっています。

    姿勢が崩れる原因②

    妊娠や出産。運動不足、加齢等に伴う筋量や筋力低下。

    特に女性は妊娠・出産などによる体の大きな変化があったりと男性に比べて姿勢が崩れやすいです。

    姿勢が崩れる原因③

    精神的ストレス。

    精神的ストレスを強く長い間感じている方は、ホルモンの関係などからも体幹筋の働きが悪くなり姿勢が崩れやすいです。心が晴れやかではなく心身共に疲弊していては、姿勢が崩れるのは必然だと思います。私も普段から精神力を鍛えるように努力しています。

    特に女性はその他にも、胸式呼吸優位の呼吸の仕方、月経周期や閉経に伴うホルモンバランスの乱れなどによっても姿勢不良や体の不調に繋がる要因が多く考えられます。

    このように姿勢不良の原因は誰にでも当てはまる可能性の高いものばかりです。

    ですから、日常生活上で良い姿勢を保つ、適度な運動をする、あらゆるストレスから解放されましょう!

    ・・・といってもこれは簡単なことではなく、すごく難しいですね。

    私もストレスを溜め込みがちなのでとてもよくわかります。

    複雑に絡み合った様々な悪循環を一気に好循環に持っていくことは不可能です。

    姿勢、食事、栄養、休養、運動、仕事、ライフスタイルなど、変えられる小さなことから少しづつ変えて、悪循環を断ち切っていくことが必要です。少しづつ少しづつです。

    私自身もそう言い聞かせながら日々過ごしております。

    この辺りの詳しい改善方法に関しては、長くなるためまたの機会にまとめていきたいと思います。

    最後に、肩こりと言っても、上記したような姿勢などの問題で肩がこっているだけではなく、頚椎の疾患、肩関節の疾患など整形外科疾患に伴う症状として出現している場合もあります。

    そういった疾患が隠れていないかなど含めて、お困りの方は一度整形外科を受診されることをおすすめします。

     

     

    最後まで読んでいただきありがとうございました。

     

    また何か特集してほしい内容等ございましたらお気軽にご相談ください。

  • 2020.08.19

    いきいき健康教室ネット「なぜ加齢に伴って足がつりやすくなるのか」【 富田病院 リハビリテーション 愛知県 名古屋市 中川区 】

     
     
    富田病院リハビリテーション科 理学療法士の佐藤です。
     
     
    今回も勝手に”なぜ?シリーズ”でお送りしますが、加齢に伴い、なぜ足がつりやすくなるのか?というお話をしていきたいと思います。
     
     
     
    みなさんも一度や二度は、足がつって(いわゆるこむら返り、痙攣)痛い思いをしたことがあると思います。
     
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    若い時に多いのは、部活動などで長距離を走ったり、汗をかきながら多くの運動を繰り返して疲労困憊となり、ふくらはぎや太ももがこむら返りしてしまった。というパターンが多いと思います。
     
     
    これは良性のもので特別な原因疾患のない痙攣であれば、主に体内のカルシウムやカリウムなどといったミネラル(骨や筋肉など体の組織を構成するために必要な無機質)が発汗などにより失われてバランスを崩し、筋肉が異常収縮を起こしてつってしまいます。
     
     
    ですが年齢を重ねていくと、そのような激しい運動などは行なっていないのに、ましてや夜中眠っている時に足がつってしまうということがよくあります。
     
     
    これは加齢に伴う(動脈硬化などによる)循環の障害・冷え、筋紡錘という筋肉のセンサーの異常などの要因に加え、やはり”脱水”が原因となることが多いです。
     
     
    上記した脱水に伴うミネラルバランスの崩れや、血液の粘性が上がることで循環障害なども発生し、筋肉が痙攣を起こしやすくなってしまうと考えられています。
     
     
     
    ちなみに、みなさん1日に何リットルの水分を摂取していますか?
     
     
     
    (個人差や疾患等による差はありますが)排便や排尿、呼吸、発汗などにより1日2リットル前後の水分が体から排出されています。
     
     
    一般的に、食事摂取や体内での代謝過程で作られる水分に加えて、1リットルから1.5リットル程度の水分摂取が望ましいとされていますが、水分摂取量が足りていない方が多くみえます。
     
     
    水分は、アルコールやカフェイン が多く含まれる水分(コーヒー、緑茶、烏龍茶など)は利尿作用があり、体外へ水分排出が促進されるため、ミネラルウォーターや麦茶などがおすすめです。
     
    また、お水といってもミネラルウォーターと水道水の違いなど、細かくみると身体への影響などいろいろと考えられます。このあたりは水分摂取に関するブログでまた詳しくまとめていけたらと思っています。
     
     
     
    最後に注意点をお伝えしますが、このこむら返りや痙攣は、上記した良性のもの以外での非常に警戒すべき疾患や原因により発生することもあります。
     
     
    ですから、こむら返り・痙攣などでお困りの方は、やはりまずはきちんと医師による診断を受けていただくことが望ましいと思われます。
     
     
     
    最後まで読んでいただきありがとうございました。
  • 2020.08.03

    いきいき健康教室ネット「なぜ加齢に伴って転びやすくなるのか?」【医療法人親和会 富田病院 リハビリ 愛知県 名古屋市 中川区】

     
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    富田病院リハビリテーション科、理学療法士の佐藤です。
     
     
     ご覧になっているみなさんの中にも、若い時に比べ、つまづきやすくなったり、転んだりする経験が増えているという方がいるかと思いますが、今日は、人は年齢を重ねるにつれて、なぜ転びやすくなるのか?ということについてお話していきたいと思います。
     
     
     これは一つの要素の問題だけではなく、いくつかの要素が複雑に絡み合ってバランスを崩したり転びやすくなってしまうと考えられますが、転びやすくなる主な原因についてみてみましょう。
     
     
     
    原因① 筋力低下
     20代をピークに、年々、特にタイプⅡ繊維という筋肉の中でも大きな力を発揮する筋線維の減少や萎縮が進みます。(加齢性の筋力・筋量低下。サルコペニア。)素早く動くことができなくなったり、体を大きく動かすことが難しくなっていきます。
     
     
    原因② 感覚機能低下、ボディイメージの低下
     自分で自分の身体がどの程度動いているか、空間の中で自分の身体がどのような姿、形になっているかなどの感覚やイメージする力が低下します。例えるならば、自分の足が思ったより上がっていなくて段差につまづいたなどは、このような機能の低下が原因かもしれません。
     
     
    原因③ 関節可動域の狭小化
     加齢に伴って、各関節の可動域は狭くなっていきます。筋肉や皮膚の硬さが増し伸長性が低下、軟骨や靭帯へのカルシウム沈着による石灰化、動脈硬化など原因は様々ですが、関節の可動範囲は狭くなり、地面と足先の間隔(トゥクリアランス)が低下するなどしてつまづきやすくなります。
     
     
    原因④ 姿勢の乱れ(猫背など)
     姿勢の乱れの中でも背中が丸くなるいわゆる猫背姿勢というのは、非常に発生しやすい姿勢変化です。背中が丸くなることで変位する重心位置を留めるために、頭部が前方に突出したり、腰が反ったりと姿勢が乱れます。特に高齢者では筋力低下や感覚機能低下、脊柱変形等が進行しており、バランスを保つために股関節戦略(ヒップストラテジー)という素早く細かい制動が苦手で大きな力を要するバランス戦略をとるため、バランスを崩しやすくなります。
     
     
     
     
     その他にも視力の問題など細かな個々の原因はあると思いますが、大きなところではこの辺りが原因になると考えられます。
    上記した問題などから、辛いですがいくら転ばないように気をつけていても、つまづきや転びやすくなることは避けられない、と考えています。
    しかし避けられないリスクだからこそ、対応すべき課題であると思いますので、いくつか対処法をお話しします。
     
     
     
     
    対処法① スリッパ・つっかけサンダルなどで出歩かない
     転倒事故で最も多い履物が、スリッパやつっかけサンダルなどの履物であると言われています。家の前の新聞受けまでサンダルで取りに行く、ご近所さんへ回覧板を持っていくなど、家の近辺でのちょっとした外出など油断した時に転倒は発生しやすくなりますので、少しのことでも運動靴やきちんと踵のある履物で歩かれることをおすすめします。
     
     
    対処法② 家の中の小さな段差や引っかかるポイントを無くす
     転倒事故は、先ほど申し上げた家の近所と、家の中で多く発生します。カーペットなどのわずかな段差、扇風機など家電から伸びるコンセントケーブルなどはつまづきや引っかかりによって転倒しやすいポイントです。そのようなポイントを事前に解消します。
     
     
    対処法③ 足首や足ゆびの機能を高める
     転びやすくなる原因に姿勢の乱れを挙げましたが、それに伴って足首や足のゆびのがうまく使えず、機能が低下している方が非常に多くみられます。足部の機能が高まると、素早く細かな制動が可能な足関節戦略(アンクルストラテジー)が使え、転倒しにくくなるといわれています。
     
     
     
    今回は長文になってしまいましたが、転倒は骨折などに繋がって寝たきりの原因になるなど、健康寿命を縮める非常に怖いものであります。
     
     
     
    転倒に限らず、お体のことでお困りのことがありましたらどうぞお気軽にご相談ください。
  • 2020.07.19

    介護のお仕事を目指される方へ “介護の本質とは?”【医療法人親和会 介護医療院 富田病院 老人保健施設 松和苑 愛知県 名古屋市 中川区】

    “介護の仕事”と聞くと皆様、どのようなイメージをお持ちでしょうか?

    “大変そう”、“腰が痛くなりそう”、“精神的にもきつそう”“人手不足”、、、

    等々ネガティブなイメージをお持ちの方も多いのではないでしょうか?

    確かに介護の仕事をするにあたり、そのような側面が全くないとは言い切れません。

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    しかし介護の仕事はまだまだ世間に認知されていない素晴らしい側面も多く持ち合わせています。

    実際に現場で働く職員の目線でそのような側面や大変さ等、リアルな情報を今後お届けできればと思います。

    今回は介護の仕事(介護福祉士、介護士)の本質(ほんの一部ですが。)とは一体何かについて考えてみたいと思います。

    多くの方が介護職というと、

    ①お話相手になる

    ②食事介助

    ③オムツ交換

    ④入浴介助

    ⑤移乗介助

    等々一つ一つの場面を想像するかと思います。

    上記のどれもがとても重要な介護業務です。

    しかしそれが介護の本質ではありません。

    大切なことは、なぜ上記のようなサービス項目を実施するのかということを、

    しっかりと理解することです。

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    介護とは、、、

    一言で表すには非常に難しいことですが、あえてチャレンジするのであれば、

    “人生(最後)の夢を叶えるお手伝いをさせて頂く事”

    ではないかと考えています。

    人生の集大成の場面を迎えておられる高齢の方(ご利用者様や患者様)に対し、

    敬意を持って関わっていく中で、その方々の夢や、実現したい事が少しづつわかってくると思います。

    その夢の実現のために私たち職員がどのようなサポートができるか考え、

    関わる全ての職種のスタッフ間で連携し、日々のサービスに反映しています。

    例えば、、、

    “春に孫と一緒に桜を見に行きたい”

    と言う希望の実現に向けて、現在の身体状況(ADL)や障害となり得ること、どれくらいの期間で実現できそうか、、、、等々様々な観点からそれぞれの専門職で意見を出し合い、連携し、取り組んで行きます。そうすると、先ほど出てきた介護の仕事内容の意味が少しづつ理解できてくるかと思います。

    ①お話相手になる

    →認知症を予防し、孫とスムーズなコミュニケーションを取ることができるようにしよう

    ②食事介助

    →桜を見ながら美味しいものを食べることができるとより満足していただけるのではないか

    ③オムツ交換

    →できればオムツを外し、トイレに行くことで気分よく過ごしていただきたい

    ④入浴介助

    →清潔に気持ちよく外出できるように身なりも整えていただきたい

    ⑤移乗介助

    →離床時間(ベッド以外で過ごして頂く時間)が少しでも長く保持できることで、ゆっくりと桜を見ていただきたい

    といった具合に全ての介護には意味や根拠があります。

    その事を理解するためにはやはり時間がかかるかと思います。

    当然ですが、知識と同時に技術的な向上も必要となってきます。

    ご利用者様や患者様、仲間との連携のためのコミュニケーション能力も必要です。

    介護職は誰でもできる仕事と思われがちですが、

    決してそうではありません。

    入職して間もない頃は、ただただ忙しい、大変、辛いなどの感情が先にきてしまう事も多々あるかと思います。

    しかし、まずは知識、技術を地道につけていく事が大切です。

    その先に大きなやりがいや、喜びがあるからです。

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    患者様やご利用者様の夢の実現のため、

    様々な能力、専門知識、技術を持ち合わせ、仲間と協力し、一丸となって取り組むことが求められます。

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    長くなってしまいましたが、介護の仕事をお考えの方は少しでも参考にして頂けると幸いです。

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