通所リハビリは名古屋市中川区の介護老人保健施設「松和苑」

お知らせ・ブログ

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  • 2020.12.01

    腰部脊柱管狭窄症と診断された方、歩くと足の痛みで長く歩けない方へ

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    腰部脊柱管狭窄症と診断された方、歩くと足の痛みで長く歩けない方へ
     
     
     
    富田病院リハビリテーション科 理学療法士の佐藤です。
     
     
    本日は脊柱管狭窄症について一般的内容から、現場で私が肌で感じているポイントまでお話しさせていただきます。
     
     
     
     
    脊柱管狭窄症は下図のようにいわゆる背骨の中の神経が通る空洞が、加齢に伴う椎間板の変性や黄色靭帯の肥厚、椎体のずれなどによって狭くなる疾患です。
     
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    ※日本整形外科学会より
     
     
    腰部痛(脊柱管狭窄に伴う腰部痛ではないと考えられます。ここで詳細は割愛しますがその他多くの要因によるものと考えられますが、脊柱管狭窄症の方で腰部痛を訴える方は非常に多いです)臀部痛、下肢痛、しびれ、間欠性跛行症状などが特徴的に出現します。
     
     
    間欠性跛行とは、歩いているとだんだんと下肢痛などが増悪して休憩を要し、座るなど背中を丸くして休憩をすると症状の改善がみられる状態です。
     
     
    間欠性跛行などの下肢症状は神経由来のものと下肢の血管由来のもの(下肢閉塞性動脈硬化症など)があるとされていますが、脊柱管狭窄症の方は自転車に乗るなど下肢の運動のみであれば問題がないという方が多く(自転車に乗る姿勢にもよりますが、基本的に背中が丸くなることが多いので下肢症状がでにくい)、血管由来の方は下肢運動に伴って下肢症状が出現しやすいので歩いても自転車でも症状が出るという方が多いです。
     
     
     
     
     
    そして脊柱管狭窄症の方によく質問される内容はこれです。
     
     
     
    「脊柱管狭窄症は治りますか?」
     
     
     
    シンプルな質問ですが非常に回答が難しい質問です。
    (余談ですが日本の法律では病気、疾患を治療することは理学療法の領域ではなく医師の領域です。そういった法律的な意味でも難しい質問なのです。理学療法士は身体に障害のある者に対し、主としてその基本的動作能力の回復を図るため、治療体操その他の運動を行なわせ、及び電気刺激、マッサージ、温熱その他の物理的手段を加えるのが仕事と法律に定められており、私たちは理学療法を用いて患者さんの生活障害の改善や、よりより生活への手助け、つまりリハビリテーションをお手伝いします。)
     
     
     
    私はこの質問をしていただいた際には、「疾患」としての側面と「症状」としての二つの側面に沿って回答する必要があると考えています。
     
     
     
    まずは脊柱管狭窄症という「疾患」としての側面では、加齢に伴う変性に関しては治療することは困難です。ただし排尿・排便障害や激しい日常生活障害がある場合は外科的手術の適応となります。これらは手術で改善する可能性がありますが、症状の程度や期間、回復力など様々な要因で全ての方が完全に改善する訳ではありません。
    又、手術に関しては当院では行っておりませんので、ご希望される方は医師と相談し手術可能な病院の紹介を受けるなどしてください。
     
     
     
     
    続いて下肢痛や間欠性跛行といった「症状」としての側面に関しては、理学療法によって症状が軽減する可能性があります。これも全ての方が改善するということではなく、硬くなった筋肉や関節を柔らかくしたり、筋力強化、姿勢改善、栄養状態改善、セルフエクサイズを含めた活動量の調整などを行うことで症状が和らいだり改善する可能性があります。
     
    上記症状などでお困りの方はお早めに医療機関へかかられることをおすすめします。
     
     
     
     
    さて最後に、実は脊柱管狭窄や椎間板変性、ヘルニアなどの画像所見は年齢が上がることでほとんど方に発生していると言われています。
     
     
    ではなぜそのような画像所見があっても、痛みや跛行などの症状がない、生活に困ることがないのでしょうか?これがまた興味深いところであります。
     
     
    そのあたりはまた話が長くなるのでまたの機会にお話ししたいと思います。
     
     
     
    今回も最後までお読みいただきありがとうございました。
  • 2020.10.28

    続・介護のお仕事を目指される方へ “介護の将来性とは?”【医療法人親和会 介護医療院 富田病院 老人保健施設 松和苑 愛知県 名古屋市 中川区】

    今年流行したドラマでこんな言葉を耳にしました。

    “ 施されたら 施し返す 恩返しです ”

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    ドラマでの内容とは少し違うのかもしれませんが、

    介護の仕事において、人への感謝の気持ちは一番大切な要素といっても過言ではありません。もちろん介護の仕事に限ったことではなく、人生という広い考え方においてもとても大切なファクターのひとつです。

    いちばん多く関わるお年寄りは、人生の先輩として、私たちに非常に多くのことを教えてくださります。

    恩返しも倍返し、いや、10倍返ししていきたいものですね。

     

    さて、今回は介護の仕事についての皆様からの疑問にお答えさせていただきたいと思います。

    実際に面接時や、お問い合わせで多く聞かれる事、それはずばり「お金」のことです。

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    お金と言っても毎月の給料だけで判断するのはとても危険です。

    生涯賃金で考えたとき、事業や業界の安定性、将来性を見据えて考えなければいけません。

    例えば、1000円基本給が高い方を選んだが、他の手当てやボーナスが低かった、給料が上がらなかったという話もよく聞きます。コロナ禍において、安定している業種は非常に限られていますし、入社後、数ヶ月で経営状態が悪化し、倒産なんてことも不思議ではありません。

    介護職のサラリーは安い、大変な割に待遇が悪いといったイメージをお持ちの方が非常に多く、それだけで職業選択の選択肢から外してしまう場合も少なくありません。

    もちろん仕事を選ぶ中で給与が一番大切というわけではございません。

    仕事内容へのやりがい、仲間との信頼や達成感、、、様々な要素があり、人それぞれ様々な価値観があります。そしてそれは全て尊重されるべきであると考えております。

    しかし、仕事を選択する中で介護の仕事も少しだけ考えてみるのも悪くはないと思います。

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    現在介護職を取り巻く環境は以前と比較し、大きく改善されているといえます。

    待遇面だけでなく、介護用品、機器の発達等で飛躍的な業務改善が進んでいます。

    将来性のある仕事

    長く続けられる仕事

    いずれも介護士はランクインしています。

    AIに替わることができない仕事として、人の気持ち、人の痛みを理解して、寄り添い、お手伝いをさせていただくとても尊い仕事です。

    2040年には5人に1人が医療福祉の仕事に就くことが予測されると先日のニュースで耳にしました。

    今から医療福祉の分野を学び、資格を取得し、キャリアアップしていくことは、20年後、とても有利な環境が待っていると言えます。

    まずは介護福祉士の取得を目指しましょう。

    国家資格になりますし、取得することで、さらなるキャリアアップにつながります。

    介護職の中でもリーダー的な存在を目指したり、役職者を目指すこともいいと思います。

    ケアマネージャー や相談員、管理者等々、他の職種にチャレンジすることも面白いと思います。

    その過程で努力した分、お給料として還元されるのかもしれません。

    例えば、現在、このような制度があります。

    介護職員処遇改善加算、特定処遇改善金

    長く介護職として働く事で、会社だけでなく、国からも手厚いバックアップがあります。

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    利用者様、ご家族様、仲間、上司、部下、後輩、仲間、、、、、

    様々な人とのコミュニケーションの中で、心が折れそうなこともたくさんある仕事です。

    認知症の方も多く、頭では理解できていても、イレギュラーな事が多く発生し、精神的、肉体的にも辛い思いをすることも少なくないです。

    そんな時に支えてくれる、信頼できる仲間がいる事が何よりも重要です。

    信じられる会社かどうかもポイントです。

    冒頭でありましたが、施され、施し返す。

    それが世の中の道理です。

    辛いことがあれば、その分明るい未来がある。

    信じて頑張ることもとても素敵なことだと思います。

    当方人では最大限のバックアップをお約束します。

    介護の仕事をお考えの方は是非一度ご相談ください。

    052 – 302 – 4976  富田病院

     

     

     

     

  • 2020.09.20

    いきいき健康教室ネット「なぜ肩がこるのか」【 医療法人親和会 富田病院 リハビリ 愛知県 名古屋市 中川区 】

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    富田病院リハビリテーション室 理学療法士の佐藤です。

    今回も勝手になぜシリーズですが、なぜ肩がこるのか?というテーマでまとめていきます。

    結論から言いますと「姿勢」が原因になっていることが多いです。

    肩がこる要因としては、循環不良、筋量、精神的ストレス、下肢や体幹機能低下など、人それぞれ主な要因については変わってきますが、不良姿勢が肩や首に負担をかけ、肩首が張る、凝る、痛みを出すということが多くみられます。

    ではこの姿勢がなぜ崩れてしまうのか。

    これも言い出せばたくさん理由はあるので、今回は原因を3つに絞って考えてみます。

    姿勢が崩れる原因①

    スマホ操作や読書、デスクワーク、家事全般。

    うつむいて作業するため猫背などの不良姿勢時間が長くなり姿勢が崩れやすいです。座り方や体の使い方のクセなどでも姿勢が崩れます。私もついついInstagramにアップする時間が長くなっています。

    姿勢が崩れる原因②

    妊娠や出産。運動不足、加齢等に伴う筋量や筋力低下。

    特に女性は妊娠・出産などによる体の大きな変化があったりと男性に比べて姿勢が崩れやすいです。

    姿勢が崩れる原因③

    精神的ストレス。

    精神的ストレスを強く長い間感じている方は、ホルモンの関係などからも体幹筋の働きが悪くなり姿勢が崩れやすいです。心が晴れやかではなく心身共に疲弊していては、姿勢が崩れるのは必然だと思います。私も普段から精神力を鍛えるように努力しています。

    特に女性はその他にも、胸式呼吸優位の呼吸の仕方、月経周期や閉経に伴うホルモンバランスの乱れなどによっても姿勢不良や体の不調に繋がる要因が多く考えられます。

    このように姿勢不良の原因は誰にでも当てはまる可能性の高いものばかりです。

    ですから、日常生活上で良い姿勢を保つ、適度な運動をする、あらゆるストレスから解放されましょう!

    ・・・といってもこれは簡単なことではなく、すごく難しいですね。

    私もストレスを溜め込みがちなのでとてもよくわかります。

    複雑に絡み合った様々な悪循環を一気に好循環に持っていくことは不可能です。

    姿勢、食事、栄養、休養、運動、仕事、ライフスタイルなど、変えられる小さなことから少しづつ変えて、悪循環を断ち切っていくことが必要です。少しづつ少しづつです。

    私自身もそう言い聞かせながら日々過ごしております。

    この辺りの詳しい改善方法に関しては、長くなるためまたの機会にまとめていきたいと思います。

    最後に、肩こりと言っても、上記したような姿勢などの問題で肩がこっているだけではなく、頚椎の疾患、肩関節の疾患など整形外科疾患に伴う症状として出現している場合もあります。

    そういった疾患が隠れていないかなど含めて、お困りの方は一度整形外科を受診されることをおすすめします。

     

     

    最後まで読んでいただきありがとうございました。

     

    また何か特集してほしい内容等ございましたらお気軽にご相談ください。

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