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2018.09.20
KYT(危険予知訓練)に関する勉強会を開催いたしました【医療法人親和会 富田病院】
涼しく感じる日が増えてまいりましたが、皆様いかがお過ごしでしょうか?
一日の中でも気温の高低差がありますので、過ごしやすくなった反面、体調を崩しやすくなる時期でもあります。
日々の中で、私たちはあらゆる場面で危険を予知し、回避する手段を選択し、生活しています。
医療や福祉の現場でもそれは同様です。
日々危険な場面やあらゆる事故の可能性を少しでも減らして行くために、
私たち職員は常に“危険予知”の視点を持ち、サービスの提供に務めています。
今回はその危険予知の視野を広げるためのトレーニング“KYT”について勉強会を開催しました。
K=危険
Y=予知
T=トレーニング、訓練
この言葉は元々医療現場ではなく、建築現場で使われていた言葉で、
作業の中に潜む危険を話し合い、予知と対策を行う訓練の際、使用されていた言葉です。
この考え方をベースに、ハインリッヒの法則を意識し、
できるだけ多くの意見を出す事が危険予知トレーニングでは重要です。
今回は下記の段階に分けてグループワークを行いました。
1ラウンド 現状把握を要因と現象に分けて、〇〇なので✖️✖️になるなどの表現で思いつく限り出す
2ラウンド 上記で上がった事柄について重要であると思われる点についてチェックをし、優先順位をつける
3ラウンド 具体的で実施可能な対策案を考える
4ラウンド チームでの行動目標を定める
例題についての考えをグループごとにまとめ、発表しました。
やはり人の数だけ、いろいろな考え方があり、そのどれもが間違いではなく、
様々な角度から物事を捉え、それをチームで認め合い、共有をし、
具体的な改善策を立て、実行して行くプロセスが非常に重要です。
常にKYTの視点を持ち、リスクマネジメントして行くことで、
患者様に安心して生活していただけますよう支援させていただきたいと考えております。
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2018.09.17
棒体操【松和苑 通所リハビリテーション】
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2018.09.10
褥瘡に関する勉強会【富田病院 介護 看護】
今回は褥瘡に関する勉強会を行いました。
外部研修に参加した職員による伝達講習です。
医療依存度の高い患者様も多く入院されている当院において
褥瘡予防は最重要課題の一つであります。
褥瘡が形成される要因は多々ございますが、
圧迫、摩擦、ズレ等の外力によるものが大半を占めます。
今回は“圧を抜く”というポイントに重点を置き、
様々な姿勢時の圧を抜く方法について学びました。
普段介護や看護の視点から患者様に関わらせていただいている中で、
どうしても患者様がどのような気持ちで過ごされているか、
患者様の立場に立って考える事を頭ではわかっているつもりでも
中々実践できていない事も多くあります。
今回の“圧を抜く”という事も、私たちは普段何も考える事なく、
自然に行なっている行為の一つです。
背抜き、尻抜き、かかと抜き、
体位変換時、車いす座位時等、定期的に圧を抜き、分散させる事で、
褥瘡の更なる予防に努めていきたいと思います。